ウッドショック IZUMAI通信 Vol.134

2021.05.31

ウッドショック

 

 

今年に入り首都圏の住宅販売は大きく好転しております。
マンションの価格は7か月連続で上昇しておりましたが、4月は一服感出たものの高止まりが続いております。
戸建の価格もここ数ヶ月上昇していましたが、4月は前年比で若干マイナスに転じました。

 

 

世界的に住宅価格の推移を見てますと、コロナ禍で大きく上昇している国々が少なくありません。
OECD加盟国では、日本同様に、いや日本以上にテレワークが進み、テレワークが浸透していることで、
人口の多い都市から郊外への移住が顕著になって現れております。

 

 

それに伴って、郊外において住宅の新築、中古戸建のリフォーム工事の数がきゅうに増えて来ております。
アメリカなどでは、あのサブプライムローンで膨れ上がったバブルの再来ではないかというくらいの住宅バブル状態になっていると懸念する声が増して来ております。

 

 

この住宅バブルによって建築用の木材が高騰して日本の住宅建築にも影響が出始めています。
日本列島の7割は森林ですので、木材は取り放題で日本の住宅はほとんど国産で賄っていると思っている人が多いと思います。
ところが、日本の住宅に使われている建材の多くは輸入木材なのです。

 

 

日本はそこら中に森林があり、資源の少ない日本においては木材は数少ない潤沢な資源と言って良いと思いますが、そのためか日本の木材の価格は二束三文で取引されており、産業として成り立っていないのが現状です。
また人材も育っておらず、急に林業を活性化させようとしても、新たに林業を志す若者はほとんどおらず、
また育成も即席という訳にもいきません。

 

 

この海外の建材の高騰はウッドショックと言われ、日本にもやがてその影響が必ず現れることになる筈です。
コロナ禍の日本で、住宅建設が増加しており、また心地よい巣ごもりのためにリフォームされる方も増えて来ております。
元々、人件費の高騰で建築単価は高止まりしている現況において、
このウッドショックは住宅価格の高騰に繋がり兼ねません。

 

 

今後、価格の高い安普請の住宅を買わされることも覚悟して新築戸建の購入を検討しなければならないかもしれません。
それならば、躯体(建物の基本構造部)のしっかりしている既存住宅をリフォームして住み続ける方が快適な生活を送れるのではないかと思います。

 

 

弊社では、これまで既存住宅(中古住宅)の流通に力を入れて来ました。
ウッドショックを機に今後もより一層力を注いでいきたいと考えております。

 

 

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