コロナウイルスによる不動産の価格への影響 IZUMAI通信 Vol.89

2020.05.11

添付のグラフは、日経平均と東京都心3区の中古マンションの価格の推移を2008年1月から表したものです。

 

*都心3区とは、港区、中央区、千代田区です。

 

 

 

 

不動産の価格、地価は、日経平均の動きに連動しているとよく言われます。

 

 

特に東京の不動産価格は、その傾向が他の地区よりリンクが強いと言われます。

 

 

添付のグラフを見ていただくとパッと見た感じ確かにそんな感じを受けると思います。

 

 

一番左端の2008年と言えばリーマンショックが起こった年ですが、実際にリーマンブラーザースが破たんしたのは9月です。

 

 

その辺りから日経平均もマンション価格も大きく下落し、黒田日銀総裁就任後に行われた異次元の金融緩和政策が行なわれるまでの長い間低迷を続けました。

 

 

その後は市場にマネーが大量に供給され日経平均も不動産価格もV字回復の如く右肩上がりに伸びて行った訳です。

 

 

大きく見るとほぼ連動しているように見えますが、どちらが先行するのかという視点で見ますと、リーマンの年においては、不動産市場は既に異変をキャッチしていたのか1月頃から大きく下落を始め、日経平均が後を追う形になってます。

 

 

 

 

では今回のコロナウイルスの影響はどうなのでしょうか?

 

 

日経平均の直前のピークが2万4000円前後で現在は1万9000円台を推移しております。

 

 

では不動産価格はというと、正直大きな変動は出ていないというのが私の率直な感想です。

 

 

ただ、短期間で日経平均と不動産価格を横並びに比較することは無理があるかもしれません。

 

 

日経平均は日々変動、それも世界情勢に影響され大きく動きます。

 

 

一方、不動産の価格は前日の半分になったり、突然1.5倍になったりということはありません。

 

 

暫くして振り返って見た時に検証することができるのだと思います。

 

 

 

 

現在の日経平均は、実態経済と大きくかけ離れて推移していると言われてます。

 

 

元々株式投資は、半年先くらいの将来を想像して投資の可否を決めるものですので、タイミング、タイミングでは完全に一致することはないのだろうと思います。

 

 

リーマンショックの時のような金融システムの破たんと今回のコロナショックはトリガーが全く違うので、同じ土俵で語ることができないのかもしれません。

 

 

 

 

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