火災保険料の改定 IZUMAI通信 Vol.294

2024.07.25

今年の10月から火災保険の保険料が改訂され、ほぼ前年同様の保障内容だと13%程度保険料が上がります。

 

 

値上げの背景にあるのが、自然災害の多発が挙げられております。それ以外の要因として、様々な資材の高騰、人件費の高騰があるようです。

 

 

保険料の値上げは、直近6年間で4度目で引き上げ幅は過去最高です。自然災害の中でも頻発しているのが水災害で、今回の保険料改訂で、その水災リスクを1等地から5等地まで5段階に分類しました。5等地は、1等地に比較すると、保険料はおおよそ1.2倍になります。

 

 

最も引き上げられるのは、群馬県のT構造の水災リスク分類の5等地で、何と現行保険料対比33.6%増です。T構造とは、鉄筋コンクリート造や鉄骨造など耐火構造の戸建です。

 

 

火災保険料は、この6年間で引き上げ幅が二桁%以上でしたから、加入者からすとかなり保険料が引き上げられていると感じていると思います。そして、引き上げの理由が、自然災害の多発、資材、人件費の高騰だとすると、今後も引き上げされていくことが想像できます。

 

 

あまり急激に引き上げを行っていくと無保険の建物が増えていくことになりやしないか懸念を感じます。

 

 

実際火災保険料の加入率は、現在どのくらいか調べてみると80%強のようです。比較的高いと感じなくもありませんが、20%程度の建物は火災保険を付けておりません。

 

 

地震保険の加入率はというと火災保険加入者の70%弱ということですから、全体としては半数弱は無保険だということになります。

 

 

またほとんどの火災保険が1年契約ですので、保険料を気にするがあまり前年通りの内容で構いませんと言って更新されていると適正な保障額が設定されておらず、思いのほか少ない金額しか受け取れないなんていうこともあるかもしれません。

 

 

火災に遭う確率は、決して高くないと思いますが、万が一火災に遭遇してしまうと生涯掛けて築いてきたものが、一瞬で灰と化してしまいますので、より良い火災保険を見つけ出し、適正な保障金額の火災保険にご加入されることをお勧めします。

 

 

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