沖縄は東京から遠く離れた「地方」。
そのため、生活費が安いというイメージを持つ人が多いようです。
平均年収や最低賃金も低い沖縄ですが、「生活費がかからないなら収入が減っても生活できるかも」と考え、沖縄移住の準備を進めてしまう人もいます。
しかし、沖縄の生活費は「激安」ではありません。
沖縄での暮らしにかかるお金についてお伝えします。
沖縄移住する前に注意! 生活費はそれほど安くない
沖縄は家賃や物価といった生活費が安いと思われていますが、実はそれほど安くありません。
家賃で言えば、沖縄の地価はバブル状態で高騰しており、那覇市の便利なエリアのマンションの値段は東京とほぼ同じです。
賃貸でも「とても安い」というわけではありません。
沖縄移住したファミリーの場合、2LDKのマンションで7万円前後のマンションを借りることが多いようです。
この値段に注目すると、東京23区よりは安いけれど、23区以外の街や東京近郊の埼玉や千葉、神奈川とあまり変わらないことに気づきます。
食料品に関しても同じです。
沖縄本土で収穫できる島野菜なら安いのですが、本土から仕入れる野菜はフェリーで運ばれてきます。
そのため野菜の価格に輸送費が上乗せされ、本土のスーパーで買うよりもずっと値段が高くなります。
特に北海道産が多い玉ねぎは1つ100円程度することがありますし、本土では節約野菜のもやしが、沖縄では一袋100円近い値段で売られています。
食品は、全体的に「本土より高い」と感じている移住者が多いようです。
本やCDなど「定価」がある商品の値段も本土と変わりません。
通販で買い物をすると、本土なら送料無料でも沖縄は送料がかかるケースもあります。
それなのに賃金が低いので、沖縄では節約を常に心がけなくてはならないのです。
ちなみに、とある4人家族を例に生活費を見てみると以下のようになります。
家賃 70,000円
光熱費 15,000円
通信費 12,000円
保険 10,000円
食費 40,000円
雑費 3,000円
子どもにかかるお金 15,000円
交通費 12,000円
交際費 12,000円
医療費 10,000円
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合計 19万9,000円
家賃を含め、毎月20万円程度の生活費が必要になります。
スマホは格安SIMにする、保険は共済の掛け捨てにするなど、もっと減らすこともできるでしょう。
医療費も毎月必ずかかるわけではありません。
それでも4人家族の場合、15万円以上の生活費がかかっていることが多いようです。
いざというときのためや、子どもの将来のために貯金をしようと思うとさらにお金が必要です。
沖縄の生活費は安くないということが、おわかりいただけるかと思います。
沖縄移住の落とし穴、光熱費が高い
高いのは食品だけではありません。
沖縄は光熱費も高額です。
電気に関して言うと、数年前に電力自由化が始まり、私たちは安い料金で利用できる電力会社を自由に選べるようになりました。
ところが沖縄では2018年にシン・エナジーが進出したのが初で、それまでは沖縄電力しか選ぶことができませんでした。
2019年5月時点では、沖縄電力やシン・エナジーを含め6つの電力会社から選べるよう、少しずつ改善されています。
それでも本土とくらべると選択肢が少ないのは否めません。
夏は冷房が必須なので、どうしても電気代が高くなります。
反対に冬は暖房がいらない日のほうが多いので、冬場は光熱費が抑えられます。
沖縄移住者にとっては、冬の光熱費がかからないので、その分生活費が浮くのはうれしいポイントかもしれません。
また、沖縄では都市ガスよりもプロパンガスが主流です。
ガスの料金は、ガス会社ごとに決められているのですが、沖縄のプロパンガスは他の地域と比較すると値段が高いことで知られています。
なんと、従量価格(使ったガスに対してかかる金額)が、プロパンガス協会の提示する適正価格の2倍近い料金なのです。
プロパンガスは、それぞれのガス会社が自由に料金を決められます。
そのためガス会社によって料金が変わるのですが、総じて沖縄のプロパンガスは高額です。
プロパンガスは自分でどのガス会社を使うかを選択できますが、賃貸だと入居者それぞれが自由にガス会社を選べないこともあります。
大家さんとガス会社の付き合いもあり、入居者から安いガス会社に変えるよう提案するのが難しいケースもあるのです。
このような背景があり、ガス代は高くなります。
沖縄では浴室に浴槽がある家が少ないのですが、これは気候が温暖だからという理由のほかに、「お風呂を沸かすとガス代が高くなるから」という理由も含んでいるからかもしれません。
沖縄で無視できない生活費、車代もかかる
沖縄は車社会です。
ゆいレールというモノレールが走っていますが、電車はありません。
公共の交通機関はそのほか、バス、タクシーです。
バスも本数が少ない路線やバス停まで遠い地域もあります。
ゆいレールの駅の近くや、多くのバスが停車するバス停の近くに住まない限り車やバイクが必要です。
さらに、家族がそれぞれ不便なく生活するためには、車は一人一台必要です。
そうすると維持費が高くなります。
車両購入費はもちろん、ガソリン代、税金、車検とかなりの金額が必要です。
また、自宅に複数台の車を駐車できる十分なスペースがあればいいのですが、築浅の物件だと1台分の駐車場しかない家もあります。
そうすると駐車場を借りなくてはいけないため、さらに固定費がかさんでしまうのです。
「沖縄での生活にはそれなりにお金がかかる」ことを頭に入れておけば、沖縄に来てから「こんなはずじゃなかった」とがっかりすることもないでしょう。
本土より高い食費、光熱費、必ずかかる車代と、沖縄の生活費は安くはありませんが、沖縄のことが好きになり、魅力的な人間関係を築いて満足度の高い生活をしている人はたくさんいます。
沖縄での暮らしを幸せだと感じられるかどうかは、お金以外の部分が非常に大きいと言えるでしょう。
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