長期金利上昇の影響 IZUMAI通信 Vol.169

2022.02.07

長期金利上昇の影響
 

 

ここ数ヶ月間で、世界的にインフレトレンドが広がり、長期金利が上昇し始めております。

 

 

アメリカの中央銀行にあたるFRBでは、年内に数回にわたる利上げを計画しており、
この3月にも利上げを行うと見られております。

 

 

世界の金利上昇の流れは日本の長期金利上昇にも影響を与えており、
10年物国債の利回りがじわじわ上がって日銀が国債の大量買取の節目としている0.25%に近づいてきてます。

 

 

この状況は、住宅ローンの金利にも影響が出始めており、メガ3バンクは固定金利の引き上げを決めました。
ただ、現在住宅ローンの利用者の9割以上が変動金利の商品を購入しており現時点では、影響は軽微なものとなってます。

 

 

変動金利は、短期プライムレートに連動しており、その短期プライムレートは日銀の金融政策に連動してまして、日銀が政策金利を変更しない限り現状のまま推移していきます。
現在の短期の政策金利はマイナス0.1%で、黒田日銀総裁が続投する限り維持されるものと見られております。

 

 

ですが、世界の金利がどんどん上昇し、物価も上昇するような局面になった時は、
短期の政策金利を維持し続けることかできるのか、不透明なところと考えざるを得ないのではと思います。

 

 

長い視点で見ると、今後物価は上昇し、金利も上昇していくことが大方の予想です。

 

 

首都圏のマンションの価格の平均が過去最高額になっていますが、
その背景としては低金利と住宅ローン減税の2つの要因があります。

 

 

金利が上昇し、住宅ローン減税の率が1%から0.7%に引き下げられていくと、
今最高に盛り上がっている住宅購入の意欲が大きく減退していくことも容易に想像できます。

 

 

不動産取引もコロナ禍で振り回されることが多く、浮き沈みの大きな現在の日本経済にあって、
今後どのように推移していくのか先が見えない状態です。

 

 

早いうちにコロナ禍の環境に振り回されない基盤を確立して、不安定要素を取り除いていきたいと日々考えております。

 

 

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