火災保険料の高騰 IZUMAI通信 Vol.230

2023.05.02

損害保険の保険料の上昇が続いています。

 

 

自動車保険については、コロナ禍で運転する人の減少し、事故が減少したことで一時保険料は下がる傾向にありましたが、コロナで物流が滞ったり、様々な部品の価格の高騰、ロシアのウクライナ侵攻の影響も重なり物価が大きく上昇し、人件費の高騰も相まって修理代の高騰に繋がり再保険料の引き上げになり、自動車保険の保険料を引き上げをせざるを得ない状況にあります。

 

 

一方火災保険は、日本の損保大手4社では12年連続赤字が続いており、損保会社の経営にも大きな影響を与えてきました。この原因が気候変動の影響による各地で発生して大規模な自然災害であることは、否めません。

 

 

大規模な自然災害は、日本のみでなく世界各地で発生してますので、世界中の損害保険会社で保険金の支払増のため収益を悪化させています。

 

 

日本の火災保険の保険料は、ここ20年でなんと4割も上昇しており、それでも利益を出せない状況が続いてます。

 

 

またかつて最長36年あった長期契約もどんどん期間短縮され、今は最長5年で、いずれ契約期間は全て1年契約になるのではないかと言われております。毎年毎年予想不能の災害が発生していますので、将来の災害発生率を予想すると仕方ない対応かと諦めざるを得ませんね。

 

 

今後も自然災害は減ることはないだろうし、いずれ近い時期に南海トラフの大地震が起こる可能性も考えると火災保険料はますます上がり、未加入者の増加を招くことになる可能性が高まると考えます。

 

 

以前、更地の売却を依頼されたお客様が仰っておりましたが、やっと建てたマイホームをタバコの火の不始末で全焼させてしまい、20年も何も活用できない土地のために住宅ローンを払い続けてきたということでした。火災保険は?とお聞きするとうっかり更新手続きを怠っていて、その時に火災に遭ってしまったという悲劇的なお話しでした。

 

 

何もないと無駄に払っているという意識が強くなる保険ですが、いざという時に無かったら大変なことになると想像して掛け続けることが大事ということを改めて痛感させられたお話しでした。

 

 

今後も火災保険に関しては、保険料が上昇していくことが予想できるとすると、普段から保障内容をしっかり確認して必要な保障を必要な額だけ加入しておくことをお勧めしたいと思います。

 

 

ご自宅に対しても勿論のこと、不動産投資をされる場合でも火災保険、地震保険の付保は絶対欠かすことができないことですので、付保漏れ、更新忘れなど無いようにしっかり賃貸経営を行っていきたいものです。

 

 

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