東京のオフィス事情 IZUMAI通信 Vol.262

2023.12.06

今まで日本で最も背の高いビルは、大阪にあるあべのハルカスでした。高さは、300mです。

 

 

先月11月にこのあべのハルカスを抜いて高さ330mの麻布台ヒルズが営業開始しました。

 

 

2027年には、この麻布台ヒルズを抜いて高さ375mのトーチタワーが東京駅日本橋口に完成する予定です。

 

 

高さを競い合うレベルではないですが、渋谷には次々と新しいビルの竣工が立て続いてます。ここ近年、渋谷ストリーム、渋谷ソラタス、渋谷フクラス、渋谷スクランブルスクエア、MIYASHITA PARKと続きました。今年も道玄坂通、Shibuya Sakura Stageが竣工、来年以降も目白押し状態です。たまに渋谷に行くとどこを歩いているのか分からなくなってしまいます。

 

 

こんなに再開発を次々行なって、それに見合うオフィス需要はあるのでしょうか?コロナ禍で在宅勤務が一般化し、オフィス面積も縮小傾向にありますし、多くの企業が決まった事務スペースを作らないフリーアドレスのオフィスになってきてます。

 

 

東京のオフィスの空室率は毎年上昇しており、現在は6%を超えてしまっております。これに対して賃料は、右肩下がりになっており、マンションと対比してもビル物件の価格は低下傾向にあるようです。

 

 

海外の状況を見てもアメリカは空室率が20%に迫ろうとしておりますし、不動産バブルの弾けた中国の上海、北京も20%程度と高止まり状態です。

 

 

他国に比べれば東京は未だましという見方もできますが、ご紹介した再開発の他、各地で今後も再開発が行われる予定ですので、東京も築古のビルを中心に空室が目立つようになり、いずれ20%に迫るような空室率になるかもしれません。賃料もどんどん下がり、古いビルの評価額は一気に下がっていくことも考えられます。

 

 

こんな状況の中、東京タワー級の高さのビルを建てることに果たして意味があるのか疑問を感じなくもありません。

 

 

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